あるく奈良 Morning Walk in NARA Presented by 奈良ロータリークラブ
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奈良公園 池めぐり散歩道

出発地: 興福寺五重塔 到着地: 興福寺五重塔
全体距離: 5.5km 所要時間: 約120分 お勧めシーズン: 
難易度: ほぼ平坦 初心者向き  

コースルート:

 興福寺五重塔(こうふくじごじゅうのとう) → 大湯屋(おおゆや) → 荒池 →
 鷺池(さぎいけ) → 雪消沢(ゆきげのさわ) → 春日大社表参道 → 新公会堂 →
 春日野園地 → 南大門 → 鏡池 → 大仏殿東 → 正倉院(しょうそういん) →
 みどり池(みとりい池) → 興福寺 → 猿沢池 → 興福寺五重塔

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奈良公園 祈りの散歩道地図 奈良公園エリア印刷用地図
興福寺南円堂

興福寺南円堂

スタートです。ここは、興福寺(こうふくじ)南円堂(赤円堂)。西国九番の札所です。南円堂や一言観音様に、日頃の感謝と今日の無事故をお祈りし、その真ん中に有られる、お賓頭盧様(おびんずるさま)像の横から手をいれて足腰を摩ろう

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猿沢池 猿沢池

猿沢池、柳、五十二段、五重塔、の組み合わせは。全国的に知られた観光奈良の代表的な風景になっています。面積7200u、周囲300mのこの池の名前を記載した、現存する最も古い書物は西暦740年代の興福寺の記録にあり、それには「作務佐波」と書かれています。サヌサハと読み、サヌとは狭い野、サハは沢で狭い野の渓流という意味になるそうです。平安時代初期には「南花園池」と呼ばれていたことがあるそうで、興福寺の放生池であったそうです。

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五重塔南側の池(四角池) 五重塔南側の池(四角池)

江戸時代から奈良町絵図にもあったけれでも、興福寺の僧も名前を知らない細長い池。太平洋戦争後の一時期、後記に出てくる、ひょうたん池や荒池、鷲池と並ぶ、子供たちの魚やアメリカザリガニの漁場であった。ちなみに、当時子供たちは、この池のことを四角池と呼んでいたとか。興福寺の小西正文宝物館管長にお聞きしても、この池の起源は、はっきりとは解らないとのことである。たぶん防火用水では。

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大湯屋横のひょうたん池

大湯屋横のひょうたん池
(おおゆや)

回遊式?の江戸時代の奈良町絵図にはあった池。
古書に「一乗院門跡では春日野から誘水、興福寺大湯屋(こうふくじおおゆや)の瓢箪池に入れ、それより門跡の園地に引水した」との文章を見出せる。今は、柵で立ち入りができないが、30年前頃までは、池に架かる石橋を渡り、カップルや子供たちの憩いの遊び場だった。

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荒池

荒池

荒池は源を御蓋山(春日山)に発する率川(イサガワ・菩堤川)からの水を貯え、美しい古都の景観を形成している。この池の起源は定かではないが、天正17年(1589年)豊臣秀長が、奈良代官に命じ、奈良中の人夫を総出で築造された農業用水。その後、江戸時代の一時期に荒廃したらしく、池底から興福寺の塔頭があったことが、奈良町絵図に描かれている。明治16年の大干ばつ後、三条村(現、三条町)城戸村(現、大森町)杉ヶ村(現 杉ヶ町)の三ヶ村より、溜め池の築造の要求があり、各村からの多額の資金を募り、明治20年頃、現存は無い、三条池・大森池・杉ヶ池に干ばつ用溜め池として完成し、水を注ぎ込んだ。

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大乗院池

大乗院池

興福寺の門跡寺院である大乗院は、1451年徳政一揆によって焼失し復興したとき、東大池と西池を有する庭園が造られた。現在、西大池の復元が進められている。

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鷺池(蓬莱池)

鷺池(蓬莱池)
(さぎいけ)

明治41年に築造され、当初、鷺原池と称していた。浮見堂(うきみどう)は琵琶湖の大橋西岸にある堅田の浮御堂に因んで、大正5年に築造され、休息所ということで、字は浮見堂と付けられたようです。奈良市内でただ一ヶ所、現存する貸しボート屋さんがあり、そのお店の前には水琴窟(すいきんくつ)が近年設置された。夏の灯火会では幻想的な雰囲気が魅力的で、カメラマンや絵画等、県内外の方々が絶えずいる所です。せっかくですから、浮見堂まで行きましょう。秋にはジャズコンサートもあります。

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サイホン式水路

サイホン式水路

飛火野水路【番外】
飛火野(とびひの)の皆さんがよく知っているが、気が付いていない人が多い。飛火野の一番最高所を流れている小川です。興福寺が作った用水路を利用した、市内循環道路の下を潜り、丸窓で湧き上がるサイホンの原理を応用したもの。

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サイホン式水路

サイホン式水路
(ゆきげのさわ)

奈良公園に雪が降り、飛火野一面が真っ白になった日。雪けしの沢は、凍って氷が張り、その上に雪が積もり、ゆきけしの沢だった。

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三社池

三社池

鎌倉末期に東大寺東南院門跡園地に築造されたと言われ、伊勢、八幡、春日の三神の神号を拝したが後に、シルクロード博覧会開催時に再築造され、さらに世界文化遺産に登録されたのを機会に整備された、奈良で一番新しい池でこの場所は昔、市立の春日野プールのあった所です。「あめ湯懐かしい・・・」生まれ変わったこの池の端にある休憩所に座り、若い夫婦が春日野園地で、芝生で幼児をあやす風景を見ながら、背景の若草山を眺めるのは最高。
この休憩所の西に神社があります。神社名が記載されていませんが、睡(ネムリ)神社と言うそうです。

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鏡池

鏡池

東大寺大仏殿を水面に映す、中の島をもつ美しい池で、中の島には弁財天をまつっている。また、この池は国の天然記念物である「ワタカ」の棲息でも知られている。江戸時代八幡池とも言われた。このあたりの参道の石畳に敷き詰めてある石は、大阪市電の軌道内敷石を活用している。

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大仏池(二ツ池・大池)

大仏池(二ツ池・大池)

鏡池と間違いやすく、正倉院(しょうそういん)南池と称する研究家もいる。天正17年に油阪・芝辻村の用水のため上下両池を造ったと「多門日記」に記されている。この上下両池を1924年二つの池は、正倉院の防火用水池として一つの池に改修された。

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みとりゐ池(みとり池・みどりが池)

みとりゐ池(みとり池・みどりが池)

昔、山城の国より奈良に入ってくる時、奈良坂を下り、押上の坂を登りきった時この池があり、そこから二の鳥居が見えたことから「鳥居が見える池→鳥居見池→見鳥居池→みとり池」と呼ばれるようになったとか。また、古より何時もこの池の水面は、翠一色だったからとも言われています。今も水面は翠色です。

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モーニングウォークイン奈良
チョボットガイド・奈良公園池めぐり

今日は、【モーニングウォークイン奈良】奈良公園5キロコースへようこそ。全国津々浦々に、昔から色々と伝えられる、ある池や淵の言い伝え。でも、奈良は古い町なのに、言い伝えのある池が少ない。寺社の塀内に囲まれて、一般には遠い存在だったのか。でも、小さい頃ザリガニや魚を取りに、これらの池に遊びに行った人が多いと思います。

貴方も、今から網の代わりにスケッチブックやカメラを持ち、あの池に行きましょう。蝉がジャンジャン・ジィジィ鳴いていた、あの日あの時に置き忘れた、あなたの大事な忘れ物、麦藁帽子や空き缶で作った魚入れが、見つかるかもしれませんよ。

出発は、興福寺(こうふくじ)南円堂(五重塔正面階段を背に200メートル東)から、幼かったあの頃を思い出し大探検旅行へ出発。

興福寺南円堂

1:スタートです。ここは、興福寺南円堂(赤円堂)。西国九番の札所です。南円堂や一言観音様に、日頃の感謝と今日の無事故をお祈りし、その真ん中に有られる、お賓頭盧様(おびんずるさま)像の横から手をいれて足腰を摩ろう。明日や明後日の筋肉痛が薄れるように!サァ出発。

2:南円堂の鐘楼(しょうろう)を右手に見て階段を降ります。途中、右手に延命地蔵様と興福寺三重の塔が見えます。階段を降りたら、真正面にある池が猿沢池です。

猿沢池

サヌが猿という字に当てられ、猿沢池と書かれるようになったのですが、この池が猿がうずくまっている姿に似ているとか、「西遊記」で知られる玄奘三蔵の訪れた、北インドのヴァイシャリーという所で、お釈迦様が人間をはじめ、あらゆる生き物に教えを説かれた所で、猿がお釈迦様のために池を掘り、樹に登り蜜をとって差し上げた所で、その池を中心に北、西、南に塔があり、ちょうどその塔の配置が、北に興福寺五重の塔、西に三重の塔、南に元興寺五重の塔の位置関係と同じだという、強引な説もあります。

他にも、西暦760年にタケイカズチノミコトが鹿島より鹿の背に乗り、猿田彦命の化身である雄雌2匹の猿に道案内され、その猿の死後、この池の西北に埋め、猿塚としたという話や、弘法大師が興福寺での修行時に可愛がって飼っていた猿の死後、やはり猿塚をこのあたりに作り、猿沢となったとの説もある。

・竜の生息する池は繁盛するといわれ、興福寺を創建した藤原不比等は、竜が住むこの猿沢池の近くに土地を選び、寺を建てたとも言われています。(興福寺縁起)

・この池の竜は室生の竜が移り生んだもので、次に登場する釆女がこの池に入水したために池が汚れ、これを嫌った竜は、春日奥山香山に移り住み、やがて再び室生に帰ってしまった。(室生寺と興福寺の関連性を示唆)

・そして、誰でもが知っている『昔奈良の帝に仕うまつる釆女ありけり』という書き出しで始まる【大和物語】の「猿沢池の玉藻」の話、天皇の寵愛を失った釆女が悲しみ、猿沢池に身を投げて果てました。天皇は『猿沢の池もつらしなわぎもこが玉藻かづかば水ぞひまなし』(猿沢池もつれないな、私の愛する女が美しい藻に沈むなら、水が乾いてくれればよかったのに)と勝手な歌を詠み、柿本人麻呂が『わぎもこがねくれた髪を猿沢の池の玉藻とみるぞかなしき』(私の愛する女の寝乱れ髪が頭に浮かんできて、この猿沢池の美しい藻と一体になって見えるのは悲しいことです)と詠み悲しんだ。その釆女をまつる祠が釆女神社です。この祠、池に背中を向けています。

一般的に奈良の人々は、自分が身を投げた池の方を向くのはつらいだろうと、池を見なくてすむように西を向いて建ててあるとか、祭られている釆女自身が、自分が身を投げた所を見たくないと、一夜でお社の向きを変えたとかと教えられてきた。でも、池に沈んだ釆女の霊を慰めるために、池に向かって手を合わせるように配置されたようです。

3:猿沢池は、時計と反対周りで半周しよう。すぐ右側にお尻をむけた、お社が釆女神社です。右周りで池を3/4周廻ったところで大きな階段の前にでてきます。五十二段です。ゆっくり上りましょう。上りきったら横断歩道を渡ります。右側に四角池があります。
(左側の塀の内側にトイレ有り)

五重塔南側の池・通称:四角池

4:五重の塔を右手、東金堂を左手に見て道を行きます。100m程で横断歩道があります。横断に気を付けてください。一方通行なので車はスピードを出します。

5:横断歩道を通過して、50mで左に興福寺事務所があり、右手柵の中に瓢箪池があります。

大湯屋横のひょうたん池

この池の横には、大湯屋(おおゆや)が再建されており、東端には茶店があった。ちなみに、この池の北側(県庁側)の道を挟んだ広場には、御まつりには、かの有名な○○大サーカスや見世物小屋が多く建ったそうです。(トイレはこの広場の北側です)

6:大湯屋を過ぎると信号付き横断歩道があります。
  この横断歩道を渡らず、信号手前で右折し、側道を10m歩き信号機のある一の鳥居交差点を直進してください(鳥居を左手に見て)。右手に菊水楼を見ながら歩くと左右に池があります。荒池です。前方に奈良ホテル、左手に荒池園地と御蓋・若草・春日の山々が見えます。

荒池

7:荒池を過ぎ、奈良ホテル入口を通り過ぎ、信号までの間、右手垣根越しに見えるのが大乗院池です。大きな交差点(福智院交差)に出たら、歩道をそのまま右折すると、すぐ【大乗院庭園文化館】があります。

8:ここは無料で、大乗院庭園がよく見えます。トイレもあります。

大乗院池

9:大乗院庭園文化館を出て、先程の福智院交差点まで戻り、来た時と反対側の歩道和み館横を通り荒池を通過して、荒池が途切れる端の四季亭の手前の三差路を右に曲がり、しばらく歩くと右側に荒池の東端、荒池園地が見えます。(トイレ有り)

10:前方左手に浮見堂(浮御堂ではありません)を配する鷲池があります。

鷲池(蓬莱池)

11:茶店がある橋側の道まで戻ったら、池を左側に見て、大きな通りまで50m程歩き、左に曲がってください。側道を歩きましょう。

12:側道を登りきる前に、左に登りのがあります。登ってください。

サイホン式水路

13:ここより右手に御蓋山と飛火野(とびひの)を眺め、市内循環路に沿い200m程歩きます。

14:信号のない横断歩道を渡り、即、右に5m歩くと水たまりがあります。これが歌にも詠まれた雪消沢(ゆきげのさわ)です。

雪消沢

16:雪消沢を観賞後、来た道を戻り前方信号、大仏殿方向へ歩いてください。信号までの途中に歩道右手にトイレ有り。

17:信号を直進し、土産物屋さんが建ち並ぶ通りを直進、左手に奈良漬屋さんがあり、石橋を渡るとすぐ、右側に広場があり、整備された池があります。

三社池

18:元の東大寺参詣道に戻り、目の前にある南大門を潜り、石畳の道を直進してください。右手に大きな池が見えます。(南大門駐車場にトイレ有り)

鏡池

19:東大寺大仏殿を正面に見て、左へ時計回り回廊の外側を歩き、大仏殿の裏側に大きな池が見える。鏡池です。
(拝観入口近くにトイレ有り、これより以後は、最終地点までトイレ無し)

大仏池(二ツ池、大池)

20:大仏池から東大寺と反対方向(坂を下る)へ少し行くと左側に戒壇院がある。さらに20m程行くと信号があり、これを渡らずに左折する。なだらかな坂を4分程登ると、右手に大きなコンクリートの建物が見えます。奈良県庁です。ちょうどそのあたりで歩道の左側が石垣になってきます。気をつけてみてると【轟橋】と記された石碑があり、その奥に池があります。

みとりゐ池(みとり池・みどりが池)

おつかれさまでした。ここからは、終着点の興福寺まであと7分です。石碑前の歩道を県庁前交差点まで行き、地下道を通り興福寺方面に出てください。地下は3+3叉路になっています。最初の三叉路を左、次の三叉路を右に曲がります。あとは、坂を登り地上へ出れば、左前方に五重塔が皆さんのお帰りをお待ちしています。

江戸八百八町・大坂八百八橋、京都八百八寺、そして大和八百八池と称されたことがある時代もあったとか。今、奈良の市内の池や溜め池がどんどん埋められ、若草山や高円山から見る奈良盆地には、キラキラと水面が光る池が数えるほどでしかなくなっています。幼児・児童のみでなく大人を含めた悲しい出来事に遭遇した池。本来の役割を終え、危険な周囲立ち入り禁止の危ない場所。そんな汚名に晒され埋め立てられた池。ザリガニや鯉、フナ、手作りの帆船を浮かばせ、楽しく自然を学ばしてくれたあの思い出の池たち。また訪れます。子供や孫たちと。あの頃、遊ばせてもらったワルガキ達と一緒に。
(一言観音様やお賓頭廬様にお礼のお参りを忘れずに。他にも奈良RC推奨モーニングウォークコースあります。是非、チャレンジしてください。)

注意事項:
 足下注意、池に落ちないように!
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