奈良公園 東大寺コース
南大門 → 鏡池 → 猫段(ねこだん) → 鐘楼(しょうろう) → 上院 → 三月堂 → 二月堂 → 裏参道 → 講堂跡 → 正倉院(しょうそういん) → 大仏池 → 中門 → 南大門
天平13(741)年、仏教中心の国づくりを進めた聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により、総国分寺として建立。治承4(1180)年、平重衡の南都焼き討ちによって大半の堂塔が消失したが、すぐに重源の勧進で復興。然し永禄10(1567)年に松永久秀の兵火にかかり、再焼失した。現在の寺観は、江戸中期になって再現されたものです。 境内には「奈良の大仏」として名高い盧舎那仏坐像が安置されている大仏殿(国宝)、東大寺創建当時の遺構を残す転害門(国宝)をはじめ、鎌倉時代復興の代表作である南大門、鐘楼、三月堂(いずれも国宝)、二月堂といった数多くの著名な建造物が建ち並ぶ。 1998年12月に「古都奈良の文化財」として、世界遺産に登録されました。
天平勝宝4(752)年に創建された東大寺の正門で、12世紀後半の台風による倒壊や治承の兵火を経て、重源上人が宋の技術を導入してつくらせた、いわゆる大仏様式の代表的な建物です。 この門のなかには東西相対して阿吽一対の「金剛力士像」(ともに国宝)が安置されています。阿形は843cm、吽形は836cmもある巨大な木造仏で、ヒノキ材を使用し寄木造の工法でつくられています。 記録によれば運慶、快慶によって建仁3(1203)年に69日という驚異的なスピードで仕上げられたといいます。
「五百立山」から参道を挟んだ東側が「鏡池」で、鯉や鮒と共に水草を食べ、目が大きく、頭が小さい、奈良県指定天然記念物の「馬魚(馬魚、ワタカ)」が泳いでいます。 「鏡池」の北に回廊で囲まれた中に見えるのが、世界最大の木造建造物、国宝の「大仏殿」です。池にくっきりと姿が映っています。
(ねこだん)
鏡池を過ぎて、大仏殿を取り巻く「回廊」の中ほどに差しかかると、右手の階段です。登りきると程なく「鐘楼」に着きます。・。
(しょうろう)
「鐘楼(しょうろう)」、「銅鐘(奈良太郎と呼ばれています)」共に国宝に指定されています。 「鐘楼」は、わが国では知恩院に次ぐ大きさです。音響を分散さす為に壁が無く、音を籠らす爲に屋根を大きく構成しています。 「銅鐘」は日本三名鐘の一つで「勢いは奈良の東大寺、形は宇治の平等院、声は近江の園城寺(三井寺)」と云われています。鐘は東大寺創建当初の鋳造で、口径2.71m、高さ3.865m、重さ26.3tの大きさです。
幅広い石段を上がって行くと、三月堂が見えます。この辺りは上院と呼ばれています。
国宝。東大寺最古の建物です。信仰だけでなく古くから学問の場として有名でした。 毎年旧暦の3月には法華経を講ずる法華会が行われてきたので、やがて法華堂あるいは三月堂と呼ばれるようになりました。
「法華堂」の北側にある石段をゆっくり上がって、「二月堂」の舞台から素晴らしい眺めがみられます。奈良市内を一望し、遠くには信貴・生駒の連山が見えます。また、この舞台から見る夕日の眺めは、大変素晴らしいものです。 この「二月堂」では有名な「お水取り」が行われます。実忠和尚が十一面観音像の前で罪を懺悔する十一面悔過の修法を初めて行ったのは、天平勝宝4(752)年2月1日、これが修二会、いわゆる「お水取り」の始まりで、現在は新暦によって3月に行われています。1200年もの間一度も絶えたことのない東大寺を代表する行事です。
良弁杉について 「二月堂」の真下、芝の斜面に赤い鳥居の小さな社が建ち、その隣に若木「良弁杉」が植わっている。良弁僧正が2歳の時、ある日突然大鷲にさらわれ、杉の木のてっぺんに置き去りにされたという言い伝えがあります。杉はかつて樹齢約600年、高さ7丈の巨木であったといわれているが、昭和36年9月11日第2室戸台風で倒れ、今はその三世です。 良弁僧正は、日本に華厳宗をひろめるとともに東大寺の創建に大いに力を尽くしました。東大寺の初代別当。
参籠宿所から戒壇院(かいだんいん)に至る道は「裏参道」と呼ばれ、石段と土塀の調和が美しい。少し距離はありますが東大寺の長い歴史を肌で感じ、さまざまに思いをめぐらすことができるでしょう。 また、途中小さなせせらぎがあり、「大仏蛍」が生息しています。
東大寺講堂跡。講堂の礎石が散らばっています。少し二月堂寄りの東側に立派なサルスベリの木が4〜5本生えています。
(しょうそういん)
天平勝宝8(756)年、光明皇后が聖武天皇77忌日に天皇の冥福を祈って、遺愛品など六百数十点と薬物六十種を大仏さんに奉献しました。その品々は二等辺三角形の校木(あぜき)を横に組んだ校倉造の「正倉院(しょうそういん)」に収蔵され、長く保存されることになり、これが正倉院宝物の起りです。 ところで、東大寺の他の建物は何遍も炎上したけれど、正倉院は不思議と災害を免れています。建長6(1254)年6月にも雷が落ちて、あわや火事かと思われた時、正倉院のすぐ北に立つ3本杉の根元に鎮座する「杉本明神」が龍に姿を変えて現れ、口から龍水を噴き出して消火し、事無きを得たと云われています。
大仏殿を水面に映す池は「鏡池」と、この「大仏池」の二つがあります。 「鏡池」は誰もが知る最もポピュラーな池ですが、この「大仏池」は少々離れているだけに観光客の数もすくなく、すぐ近くの正倉院の雰囲気につつまれて本当に素敵な場所です。
国の重要文化財。南大門から大仏殿への入口に辺り、回廊で結ばれています。
約2.3キロのウォーキング終了です。 おつかれさま。